五・七・五でボランティア!
梅雨明けが待たれる7月6日の午後、順化小学校で「なかよし俳句会」が開催されました。俳句の楽しさを教えるのは、チャレンジ俳句会のみなさん。会長の前川さんをはじめ、会員4名が講師を務めました。俳句にチャレンジするのは、22名の5年生。国語の時間を利用して、日頃から“仲良く・楽しく・チャレンジ精神”をモットーに句作に励む人生の先輩から手ほどきを受けました。
チャレンジ俳句会は、自分たちが楽しむだけではなく、ボランティアで教室を開催するなど地域に貢献もしています。今回は、俳句作り初体験の小学生を相手に、七五調のリズム、季語などの決まりごとをクイズに取入れながらやさしく教えました。
基本的なことを学んだ後は、今日の目玉、俳句作りにチャレンジ!講師のアドバイスを受けながら、一人一句、五・七・五に夏の思い出をしたためました。短冊に句を清書し黒板に張り出し、自分の気に入った句にシールを貼ると選句が終了。シールが多い少ないにかかわらず、4人の講師からお褒めの言葉をもらい、生徒の顔は少しはにかみながら嬉しそう。
講師と生徒が「やすこさん」、「ダニエルくん」と愛称で呼び合ううち、すっかり打ち解けた俳句会もお別れの時間となりました。「もう一回やってほしい!」というアンコールに「そうか、来年6年生になったら、また」との約束。校門を出ると、「さようなら。また来てね」と3階から手を振る子供たち。驚いて、仰ぎ見る4人の顔に大きな笑みが浮かびました。講師、生徒を超えた絆ができ、名前どおりの「なかよし俳句会」となりました。