ボランティアグループ・ふくいおもちゃ病院 「わくわくもったいないランド2020」に参加

2020年10月14日 印刷

 10月3日ハピテラスで「わくわくもったいないランド2020」(環境ふくい推進協議会主催)が開催され、ボランティアグループ・ふくいおもちゃ病院がおもちゃの治療を行いました。

 窓口には子どもから大人まで多くの人が動くぬいぐるみや光る剣、ラジコンなど様々な壊れたおもちゃを手に相談に訪れました。

 ブース内の机にはいくつもの道具箱があり、その中にはおもちゃを治療するために必要となる多種多様な部品が用意されていました。それでも足りない部品がある場合は、これまでの技術と経験を活かしてプラスチックを切り貼りしたり金属を溶かしたりして代用品を作り対応するそうです。

 治療が済んだおもちゃをご家族の元へお返しする際、担当者が直接ご家族に治療経過を説明しおもちゃの帰宅を見届けます。治療の終わったおもちゃを受け取ったご家族は、「ハピテラスであると聞いたので今回初めて子どものおもちゃの修理をお願いした。壊れたおもちゃを治してもらえてとても嬉しい。」と笑顔で感想を述べられました。

 今年は、新型コロナウイルス感染症の影響で思うように活動ができず、再開を心待ちにしていたメンバーの皆さん。今回のイベントでは生き生きと活動しておられ、会場は活気にあふれていました。代表の寺井さんは、「おもちゃが治った瞬間、持ち主が笑顔になってくれる瞬間がとても嬉しく達成感がある。コロナ禍ではあるがこれからも活動を続けていきたい。」と笑顔で語られました。

 この活動を通して子ども達に物の大切さ、メカニズムの面白さを伝えたいという思いの下、エプロンを着けておもちゃを治療するふくいおもちゃ病院の皆さんの姿は、優しくてあたたかいおもちゃのお医者さんそのものでした。 

 新型コロナウイルス感染症の影響でステイホームの時間が増え、いつもよりたくさん遊んでもらったおもちゃ達。おもちゃのお医者さんに治療してもらって、ホッと一息つけたのではないでしょうか。

 ふくいおもちゃ病院は今後も総合グリーンセンター(ウッドリーム福井またはウッドハウス九頭竜)にて、毎月第3日曜日に活動されるとのこと。皆さんも、大事にしてきたおもちゃを診てもらってはいかがでしょうか?

 

おもちゃ病院のブース

たくさんの部品!

お人形のスカートを丁寧に塗っています

おもちゃを治療するメンバーの皆さん

治療が終わったおもちゃはお医者さんが直接説明してお渡しします

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