福井駅前であしなが奨学生が募金呼びかけ「誰も取り残されない未来へ」

2024年05月14日 印刷

 4月27日(土)、福井駅西口バスターミナル前で、あしなが学生とボランティアの計11名が、様々な事情で遺児となった学生を支援するための「あしなが学生募金」に参加しました。
 あしなが学生募金とは、学生による遺児を支援するための募金活動です。
 学生たちは、あしなが学生募金のチラシを配布し、「遺児たちを支えるあしながさんになっていただけませんか?」と通行人に呼びかけました。
 学生たちの呼びかけに多くの賛同者が足を止め、優しさ溢れる表情で「頑張ってね」「応援しています」と、あたたかい声を学生たちにかけながら募金箱へ手を差し伸べていました。
 事務局の方に話を伺ったところ、「福井駅はとても開かれた空間なので、学生も声をかけやすく、その声が道行く人に届きやすい。県民だけでなく、旅行客の方の反応も良く、とても良い募金活動ができている」と話してくれました。
 また、街頭募金に参加した柏谷さんは、「福井県は、幅広い年代の方が募金に賛同してくれる。遺児家庭という厳しい状況下で頑張っている多くの学生に、諦めないでほしいと強く思う。自分たちも、こうした活動を通して、1人でも多くの遺児に支援が行き渡るよう努めていきたい」と話してくれました。
 ボランティア参加者のひとりは、「中学生や高校生はあと一歩が踏み出せず、募金を入れにくく感じているようだった。きっかけはなんでも良いので、ぜひ一度、「募金をする」「街頭に立って呼びかける」といった活動に参加してほしい。一度参加してくれることで、心のハードルが下がり、自身にとってのプラスポイントになると思う。自分も、活動して初めて、街頭募金の大切さが分かったので、その気持ちを体験してほしい」と話してくれました。
 過去の悲しみ、辛さを乗り越えた学生の声はとても力強く、未来を見据えるその瞳は希望に溢れているように見えました。声が枯れそうなほど大きな声で支援を呼びかける彼らの姿に、「誰も取り残されない未来」が実現できるよう、更なる支援の輪が広がることを願うばかりです。

福井駅前で募金の呼びかけをしました。

大きな声で支援の呼びかけをしました。

多くの人が寄附してくれました。

寄附と共にあたたかい声かけもいただきました。

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