瀧谷寺「火渡りツアー」ボランティアガイド(福井フェニックスSGG)

2024年07月03日 印刷

 福井フェニックスSGG(以下、SGG)は、外国人を対象に年間数回の英語ツアーガイドをボランティアで行っています。 
 ツアーは、毎回メンバーで話し合って企画しており、今回は、坂井市三国町にある瀧谷寺で「火渡り」体験と施設の拝観です。 
 まずは、ツアーを楽しんでもらうための情報収集です。瀧谷寺の歴史や重要文化財、山伏が行う火渡りの儀式について、資料を読んだり、住職や歴史に詳しい人から話を聞いたりしながら調べました。次に、集めた情報を英語に翻訳します。堅くなりがちな説明文を外国人講師のアドバイスで自然な話し言葉になるようにしました。このほか、スケジュールの管理やチラシの作成、参加者の募集など、当日に向けて役割分担しながら準備を行いました。
 6月16日(日)、ツアー当日は外国人11名の参加があり、SGGメンバー8名がガイドを行いました。火渡りの際は、足の裏を火傷しないようにメンバーがしっかりと説明したのち、参加者は果敢に挑戦。「煙が目に染みて大変だったけど、灰は熱くなかったです。」「全然怖くなかったです。とても面白かった。」などの感想がありました。また、瀧谷寺の拝観では、柴田勝家がお市の方との結婚記念に鐘楼門を寄進したと伝えられていること、本堂の63枚の天井絵や庭園の植栽、石組みなどについてメンバーが説明する言葉に、参加者は深く聞き入っていました。
 山伏との記念撮影、火渡りの体験、瀧谷寺の拝観など、参加者は大変満足した様子であり、別れ際にはメンバーに感謝の言葉を繰り返していました。手を振り見送るメンバーの顔には、無事に終わったこと、参加した外国人が楽しんでくれたことに対して、安堵の笑みがこぼれていました。

護摩壇の火が燃え盛る様子

4メートル灰の上を歩く参加者

山伏の儀式を撮影する参加者

山伏と記念写真

参道にある竜泉の説明

柴田勝家が寄進した鐘楼門の説明

国指定文化財庭園の説明

観音堂の前で記念撮影

火渡りツアーちらし

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