６月７日、NPO法人福井芸術・文化フォーラムの主催する「うたごえ喫茶２０１５」が福井市文化会館ホール舞台上で開催されました。
　このイベントを陰で支えているのが芸術･文化フォーラムに登録されているボランティアスタッフの方々です。この日は６名のボランティアが、チケットの販売や会場の案内などをサポートしました。

　今回は午後2時から４時まで２時間のイベント。まずはボランティア皆で弁当を食べるところから始まり、３０分程のミーティングのあと、それぞれの持ち場に向かいます。開場時と休憩時は慌しくなりますが、イベントの最中は、うたごえ喫茶を盛り上げたり、ホワイエでくつろいだりと過ごし方も様々でした。　　　このボランティアを始めて１０数年になるという女性は、自分自身もコンサートや文化イベントが大好きだし、ボランティアは自分の都合に合わせて参加しているとのこと。５年ほど前から参加しているという男性も、「以前も舞台に関わっていた」と、好きなことがボランティアにつながっている様子です。

　「こういうホールは自分たちだけでやっていてもだめなんです。」こう話してくれたのは福井芸術・文化フォーラムの事務局、荒川さん。荒川さんは昨年、NPO法人日本ボランティアコーディネーター協会の主催するボランティアコーディネーション力検定３級を取得したことがきっかけで、ボランティアさんの重要性を再認識したそうです。もともと、福井芸術・文化フォーラム自体が、わずかな事務スタッフ以外は、無償のスタッフで様々な企画を行い、実施をしている市民参画型の文化事業組織です。「でも、企画のときだけでなく、普段からボランティアさんが事務所にふらっと寄ってくれて、いろんな事を話して行ってくれるのが理想。」荒川さんはボランティアがホールを盛り上げている県外の事例などを参考に、今後もたくさんのボランティアさんと一緒に文化会館を作っていきたいと話してくれました。

　現在、新たにボランティアさんの募集を行っているとの事です。